放射線による治療では、高エネルギーのX線やガンマ線でがん細胞にダメージを与え、がんを小さくします。
手術前の推定進行期がⅠ期またはⅡ期で、がんを手術で取りきれると考えられるが、ほかにかかっている病気や高齢、肥満などの理由で手術ができないときに、治癒を目的とした根治的放射線治療を検討することがあります。また、手術後に再発予防を目的とした術後放射線治療、がんの進行や転移による痛みなどの症状を和らげることを目的とした緩和的放射線治療を行うこともあります。
副作用として、子宮体がんの放射線治療の場合、直腸炎、膀胱炎、小腸の閉塞(ふさがること)や下痢などが起こることもあります。また、治療が終わって数カ月から数年たって起こる症状(晩期合併症)もあります。副作用の程度は人によって異なります。詳しくは、関連情報「子宮体がん(子宮内膜がん) 療養 2.日常生活を送る上で」をご覧ください。