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みんなどうしてる?セカンドオピニオン

#セカンドオピニオン#病院
公開日2023.05.24

セカンドオピニオンとは、現在診療を受けている主治医とは別の医師に、第2の意見をもらうことです。がんの治療方針を決める際、セカンドオピニオンを検討することも、自分が安心して治療を受けるために大切なアクションです。


そこで、ここではがん患者の方々に聞いたアンケート調査から、セカンドオピニオンの利用の状況などについて見ていきます。



セカンドオピニオンを利用した人の割合は?


どのような理由でセカンドオピニオンを受けようとしたのか、セカンドオピニオンを受けた後どのように治療法を選択したのかなど、他のがん患者さんたちが取った行動やその経緯を見ていくことにしましょう。


michitekuが実施したがん経験者の方(全国20~70代の男女・治療中も含む)1,500人へのアンケートでは以下のような結果になっています。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査」2022年3月実施 回答数:がん経験者1,500人


まず、「セカンドオピニオンを知っていた」方の割合は計91.7%という結果でした。そのうち実際に「セカンドオピニオンを受けたことがある」と答えた方は全体の約9.1%ほどという状況です。


また、「セカンドオピニオンは知っていたが、受けたことはない(82.6%)」を選択した方の中には、最初から受けようと思わなかった方もいれば、受けたいと考えたが、何かしらの理由で受けなかった方も含まれている可能性がありそうです。


セカンドオピニオンを受けたのはいつ?


次に、セカンドオピニオンを受けたことがある方が、いつ受けたのかについて見ていきます。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討と周辺サポート利用における実態調査」2022年3月実施 設問回答数:セカンドオピニオンを受けたことがある136人(複数回答)


セカンドオピニオンを受けるタイミングとしては、「主治医と治療方針の相談をしている間」に利用した方が約50.7%と最も多い結果となりました。また、次に多いのが「主治医との診察で治療方針が決まった後(29.4%)」「入院前(22.1%)」です。


この結果から、主治医に治療方針についての説明を受けてから、実際に治療が始まる前のタイミングで、セカンドオピニオンを活用している方が多いことがわかります。


セカンドオピニオンを受けた理由は?


では、セカンドオピニオンを受けた理由についてはどのようなことが挙げられるでしょうか。実際に受けたことがある方の回答を見ていきます。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査」2022年3月実施 設問回答数:セカンドオピニオンを受けたことがある136人(複数回答)


セカンドオピニオンを受けた理由については、「選択した治療法がベストか確認するため」が41.2%と最も多く、次いで「他に良い治療法はないか可能性を探るため(32.4%)」「主治医から提案されたため(29.4%)」という結果となりました。


主治医との話の中で候補に挙がった治療法(治療方針)に決めてよいのか、または一度は決めたものの、その選択でよかったのか迷いが生じ、別の意見を聞いてみたいと思った場合に、セカンドオピニオンを受けていることが伺えます。


セカンドオピニオンについて心配だったことは?


次に、セカンドオピニオンを受けたことがある方、またはセカンドオピニオンを知っていたが受けたことはない方のうち、気になること・心配なことがあった方が感じていた不安要素について見ていきます。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討と周辺サポート利用における実態調査」2022年3月実施 回答数:セカンドオピニオンを受けたことがある人、知っていたが受けたことはない人のうち、気になること・心配なことがあった579人(複数回答)


この設問では「セカンドオピニオンを受ける間に治療が遅れること(14.0%)」という回答が最も多い結果となりました。


その他に多い回答として「どこの病院で受けるか/どの医師から受けるか迷った、わからなかった(11.5%)」「セカンドオピニオンを受ける場合の進め方がわからなかった(9.4%)」など、やり方・行動の起こし方に関する知識に関することや、「主治医との信頼関係が崩れないか心配した(10.9%)」「主治医に嫌な顔や反対されたらどうしようと思った(6.8%)」などの主治医との関係性に関する不安も見られました。


この結果から、セカンドオピニオンを受けるにあたっては、がんを早く取り除きたい・早く対処したいという早期治療を優先する気持ちや、セカンドオピニオンの知識や情報の不足、主治医との関係性などがネックになっているようです。


実際、セカンドオピニオンを受けている間に、治療機会を逃す場合もあります。セカンドオピニオンを受けるゆとりがあるか、主治医と相談することも大切です。


セカンドオピニオンを受けた後の選択は?


実際にセカンドオピニオンを受けた方は、その後どのような選択肢を選んだのでしょうか。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査」2022年3月実施 設問回答数:セカンドオピニオンを受けたことがある136人


結果としては、「主治医と(ほぼ)同じ治療法を提案され、主治医のもとで、その治療法を選んだ(36.8%)」が最も多く、「主治医と(ほぼ)同じ治療法を提案され、セカンドオピニオンの医師のもとで、その治療法を選んだ(22.8%)」が次に並びました。


この設問の結果では、セカンドオピニオンを受けた結果、初めに主治医から提示された治療法(治療方針)を選択する人が63.2%となっています。


一方で、セカンドオピニオンを受けたことで治療法を変更している人も15.4%います。


セカンドオピニオンを利用した満足度は?


最後に、セカンドオピニオンを受けた方の満足度について見ていきます。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査」2022年3月実施 設問回答数:セカンドオピニオンを受けたことがある136人(複数回答)


「とても良かった」「良かった」を合わせると、82.3%の方が良かったと回答しています。実際に利用した方には、セカンドオピニオンの満足度は高いと言えるでしょう。


不安を減らす手段のひとつに


今回のアンケートの結果では、まだセカンドオピニオンを積極的に取り入れている人は多いとは言えないのが実情です。


しかし、主治医以外の医師と話をすることで、入手できる情報の質や量にも違いが出てきます。最終的にどのような治療方針に決めるとしても、セカンドオピニオンを利用することで、より納得した形で受け入れることができる場合もあります。


治療法(治療方針)を選択する際のひとつの判断材料として、セカンドオピニオンの利用を検討してみるのもよいでしょう。


アンケート概要


調査目的:がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査

調査期間:2022年3月28日〜3月31日

調査方法:WEBアンケート

調査対象者:全国の20〜70代男女のがん経験者(治療中の人も含まれる)1,500人(大腸、胃、肺、乳房、前立腺の5大がん×各200人、その他がん種500人)

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この記事の監修者

佐藤 太郎(さとう たろう) 先生
大阪大学医学部附属病院 がんゲノム医療センター 准教授
監修者の写真

1993年弘前大学医学部卒業。内科医、米国での研究留学を経て、近畿大学腫瘍内科へ。2011年より大阪大学大学院医学系研究科に在籍。2023年4月より現職。胃がん、大腸がんなどの消化器疾患の抗がん剤治療や緩和ケア、がんゲノム医療を中心に診療を行っている。

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