食道がんの緩和ケア・支持療法
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詳しく知る出典:国立がん研究センターがん情報サービス「食道がん 治療」がんになると、体や治療のことだけではなく、仕事のことや、将来への不安などのつらさも経験するといわれています。
緩和ケア/支持療法は、がんに伴う心と体、社会的なつらさを和らげたり、がんそのものによる症状やがんの治療に伴う副作用・合併症・後遺症を軽くしたりするために行われる予防、治療およびケアのことです。
決して終末期だけのものではなく、がんと診断されたときから始まります。つらさを感じるときには、がんの治療とともに、いつでも受けることができます。本人にしかわからないつらさについても、積極的に医療者へ伝えましょう。
食道がんでは、診断時から嚥下障害や栄養障害などによってクオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)が低下している場合が多く、治療の初期から緩和ケアや支持療法を行うことが重要です。
「さまざまな症状への対応」には、症状別に、がんそのものやがんの治療に伴って起こることがある症状や原因の説明、ご本人や周りの人ができる工夫などを紹介しているページへのリンクを掲載しています。体や心のつらさ、緩和ケア/支持療法に関する疑問や質問などは、がん相談支援センターにも相談できます。1)経口摂取困難・栄養障害の対処法
がんによって食道が狭くなって食物が通りにくい状態になり、手術や化学放射線療法など完治を目指した治療が困難な場合には、食べられるようになることを目的として、食道ステントの挿入や食道バイパス手術などを行います。
食道ステントは、金属の網でできた筒状の器具で、細くなった食道に挿入することで、狭くなった部分を広げます。
栄養障害の改善のために胃ろう(おなかの皮膚から胃へ管を通す穴)を造ることもあります。
2)気道狭窄の対処法
食道がんが気管や気管支を圧迫して肺に空気が入りにくくなった場合、気管用ステントの挿入により、空気の通り道を確保します。
3)食道気管・気管支ろうの対処法
食道がんが周囲の気管・気管支に広がり、食道気管・気管支ろう(食道と気管が交通した状態)になると、唾液や飲食物が食道から肺に流れ込むため、肺炎を起こしやすくなります。網目を膜でカバーした食道用ステントを挿入して穴をふさいだり、バイパス手術を行ったりします。
4)反回神経麻痺の対処法
がんが広がったり、リンパ節転移したりすることによって、声帯を動かす反回神経が傷ついた場合、反回神経麻痺が起こり、嗄声(声のかすれ)が起こります。嗄声があるときには、嚥下時にむせないように注意することも必要です。
5)貧血の対処法
出血や化学療法の副作用で貧血になる場合があります。短期間で貧血が悪化した場合には輸血を行います。
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