治療後は、定期的に通院して検査を受けます。検査を受ける頻度は、がんの進行度や治療法によって異なります。
経過観察は、再発のリスクに応じて、治療終了から2年までは3~6カ月ごと、その後5年までは6~12カ月ごとを目安に定期的に行うことが勧められています。
経過観察では、問診や、腟鏡診、内診・直腸診などの検査を行います。CT検査やPET検査、MRI検査、超音波(エコー)検査などの画像検査は、再発が強く疑われる際に精密検査として行われます。そのほか、必要と判断された場合には、腫瘍マーカー検査や細胞診などを行うこともあります。
子宮頸がんが再発したときによくみられる症状には、骨盤内や腰から背中にかけての痛み、下肢の痛み、不正出血やおりものの増加、下肢のむくみなどがあります。気になる症状がある場合は、定期的な経過観察のタイミングを待たずに、早めに受診しましょう。