卵巣がんとは
この記事は、がん情報サービスの記事です。
がん情報サービスは、国立がん研究センターが運営するウェブサイト。michitekuに会員登録すると、がん情報サービスの中から自分にあった内容の読みものを閲覧できます。
詳しく知る出典:国立がん研究センターがん情報サービス「卵巣がん・卵管がん・腹膜がんについて」卵巣がん・卵管がん・腹膜がんは、発生する場所は異なりますが、がん細胞の性質や治療法が共通しており、まとめて「卵巣・卵管・腹膜の上皮性腫瘍(特に漿液性がん)」として扱われることが多くなっています。
卵巣がんは、卵巣に発生するがんで、起源となる組織によって、主に「上皮性腫瘍」、「胚細胞腫瘍」、「性索間質性腫瘍」の3つに分類され、このうち上皮性腫瘍が最も多くなっています。上皮性のがんはさらに「漿液性がん」「明細胞がん」「類内膜がん」「粘液性がん」などに分類され、それぞれ性質も異なります。
卵管がんは、卵管に発生するがんで、ほとんどが上皮性です。
腹膜がんは、腹膜に発生したと考えられるがんです。腹膜に、卵巣がん・卵管がんと同様の性質を持つ「漿液性がん」が見られるものの、卵巣や卵管にはがんが見つからない場合に診断されます。そのため、腹膜は男女ともにありますが、腹膜がんはほぼ女性にしか発生しません。
※卵巣や卵管にできる腫瘍には、がんである「悪性腫瘍」のほかに、浸潤や転移をすることがない「良性腫瘍」や、悪性と良性の中間的な性質をもつ「境界悪性腫瘍」があります。このページでは、最も頻度の高い上皮性の卵巣がん・卵管がんと腹膜がんについて説明しています。ほかの種類の卵巣腫瘍・卵管腫瘍については、担当医にご確認ください。
卵巣がん・卵管がんは、できてすぐは卵巣や卵管の中だけにあり、他の場所には広がっていません。卵巣・卵管の周りには大腸、小腸、横隔膜、脾臓、腹壁の内側などをおおっている腹膜、胃から垂れ下がって大腸と小腸をおおっている大網などがあり(図2)、卵巣がん・卵管がんが進行すると腹膜や大網にがんが広がる腹膜播種が起こりやすくなります。
播種したがんは、大腸、小腸、横隔膜、脾臓などに浸潤することがあります。このほか、腹部の大血管の周りにある後腹膜リンパ節に転移することや、肺や肝臓、脳や骨などの離れた臓器に転移(遠隔転移)することもあります。
図2 腹部の構造なお、性別にかかわらず腹膜にできる腹膜中皮腫というがんは、腹膜がんとは異なる別の種類のがんです。また、腹膜播種は、他の臓器にできたがんが腹膜に広がった状態を指し、腹膜がんとは異なります。詳しくは、関連情報「腹膜中皮腫(悪性腹膜中皮腫)」、用語集「腹膜播種」をご覧ください。
この記事はお役に立ちましたか?
日常も、治療も。無理なく整えるアプリ
通院予定や体調、気分の記録まで。
治療のある毎日と日常生活を、ひとつのアプリでやさしく整えます。
今日から使える、無料アプリです。


