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胃がん検診について

#検診#精密検査
公開日2024.10.10

この記事は、がん情報サービスの記事です。

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1.胃がん検診とがん予防

胃がんはわが国のがんによる死亡原因の上位に位置しており、罹り患かんする人(かかる人)は50歳代から増加します。

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の持続感染により胃がんのリスクが高まると考えられています。国立がん研究センターがん対策研究所では、胃がんの予防法の1つとして、「ピロリ菌感染の有無を知り、感染している場合は除菌を検討すること※」を提言しています。かつて胃がんは20歳代にもよく見られた病気ですが、原因となるピロリ菌の感染率が激減したこともあり、20歳代から40歳代の胃がんはかなり減少しました。

検診で胃がんを早期に発見して治療することにより、胃がんで亡くなることを防ぐことができます。検診は自覚症状がないうちに受けることが大事です。早期の胃がんは自覚症状がないことが少なくありません。

胃の痛み、不快感、食欲不振、食事がつかえるなどの症状がある場合には、検診ではなく、すぐに医療機関を受診してください。

現在胃がんで治療中の方は、治療終了後に、いつ検診を再開するかを主治医とご相談ください。また、その他の胃の疾患で現在治療中の方は、がん検診を受診するかどうかを主治医とご相談ください。

※除菌治療について、提言では以下の留意点を示しています。
除菌しても将来的に胃がんが発生するケースもあるため、定期的な検査の継続が必要です。また、人により起こりうる皮膚症状や他の疾病への影響など、不利益の側面に関する情報は不足しています。除菌治療を選択する場合は、利益と不利益を考えた上で主治医(専門医)と相談して決めましょう。

関連情報
がん種別統計情報 胃(がん統計サイト)
胃がんについて
科学的根拠に基づくがんリスク評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究 がん予防法の提示 日本人のためのがん予防法

2.胃がん検診の方法

1)対象年齢と受診間隔

50歳から、2年に1度定期的に受診してください。
検診の利益(胃がんで亡くなることを防ぐ)と、不利益(偽陰性、偽陽性、過剰診断、偶発症など)のバランスの観点から、上記の対象年齢と受診間隔を守って、以下の「2)検診項目」にある検査を定期的に受けることが大事です。

関連情報
がん検診の利益と不利益について説明しています。
がん検診について 2.どんながん検診を受けるべきか

2)検診項目

胃部X線検査または胃内視鏡検査のどちらかを選択して受診してください。胃部X線検査と胃内視鏡検査を毎年交互に受診することは不利益の増加につながるため(例えば偽陽性判定が増え、それに伴って偶発症の可能性が高まるなど)推奨されていません。

(1)胃部X線検査

  • 発泡剤(胃をふくらませる薬)とバリウム(造影剤)を飲み、胃の中の粘膜を観察する検査です。バリウムを飲むことにより、便秘やバリウムが腸内で詰まって腸閉塞を起こすことがまれにあります。
  • 過去にこの検査で体に異常があった方や、水分制限を受けている方は、検査を受ける前に医師にご相談ください。
  • 検査当日は検査が終了するまで食事や飲み物がとれません。
関連情報
X線検査とは

(2)胃内視鏡検査

  • 口または鼻から胃の中に内視鏡を挿入し、胃の内部を観察する検査です。
  • 検査当日は朝食が食べられません。
  • 常用薬、アレルギーがある場合は医師に相談してください。
  • 胃内視鏡検査では検査前に喉の局所麻酔などを行います。
  • 検査時に疑わしい部位が見つかれば、そのまま精密検査に該当する鉗かん子し生検(組織の採取)を行う場合があります(後日改めて行うこともあります)。鉗子生検は保険診療ですので自己負担が発生します。健康保険証の持参が必要な場合があります。
  • 抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を内服している方は、受診できない場合があります。

※ペプシノゲン検査やヘリコバクター・ピロリ抗体検査、あるいはそれらを組み合わせたABC検査等は、胃がんで亡くなることを防ぐ科学的根拠が現時点で不十分であり、受診した場合に不利益が利益を上まわるため、胃がん検診としては推奨されていません。

3.胃がん検診の判定後の流れと精密検査

1)検診の判定

(1)がんの疑いなし(精密検査不要)と判定された場合

「がんの疑いなし(精密検査不要)」と判定された場合、次回(2年後)のがん検診を受けてください。胃の痛み、不快感、食欲不振、食事がつかえるなどの症状があらわれた場合は、次回の検診を待つのではなく、すぐに医療機関を受診しましょう。

(2)がんの疑いあり(要精密検査)と判定された場合

「がんの疑いあり(要精密検査)」と判定された場合には、必ず精密検査を受けてください。胃がんがあっても症状が出ないことがよくあります。「次回の検診まで待とう」「症状がないから大丈夫」などと自己判断せず、必ず精密検査を受けてください。

2)精密検査の方法

胃部X線検査後の一般的な精密検査は、胃内視鏡検査を行います。検査で疑わしい部位が見つかれば、生検(組織を採取する)を行い、組織診(悪性かどうかを調べる検査)を行います。

こちらのちらしでは、働く世代の方に向けて、各がん検診について知っていただきたいポイントを、コンパクトにまとめています。

  • 胃がん検診
    胃がん検診
  • 肺がん検診
    肺がん検診
  • 乳がん検診
    乳がん検診
  • 大腸がん検診
    大腸がん検診
  • 子宮頸がん検診(細胞診)
    子宮頸がん検診
    (細胞診)
  • 子宮頸がん検診(HPV検査単独法)
    子宮頸がん検診
    (HPV検査単独法)

こちらのちらしと動画では、働く世代の方に向けて、適切ながん検診の受け方とその内容について解説しています。

  • がん検診の適切な受け方
    がん検診の適切な受け方
  • 「がん検診の適切な受け方」紹介動画
    「がん検診の適切な受け方」紹介動画
関連情報
職場でのがん検診を企画・運営する立場の方の参考となる情報
がん検診の企画・運営に携わる方のための参考情報

作成協力

こちらのページは、国立がん研究センター研究開発費「働く世代におけるがん検診の適切な情報提供に関する研究(2021-A-22)」の研究成果を基に作成されました。

関連情報
編集委員・作成協力者・作成委員 胃がん検診について
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「胃がん検診について」外部サイトへのリンクを開く
更新日2024.09.20
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