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がんに携わる“チーム医療”を知ろう

#医師との会話
公開日2024.10.10

この記事は、がん情報サービスの記事です。

がん情報サービス ganjoho.jp 国立がん研究センター

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このページは、書籍『患者必携 がんになったら手にとるガイド(2013年)』より一部抜粋して作成しました。

がんの治療では、さまざまな専門職が、治療から療養生活に至るまで、総合的にあなたを支援しています。そして、あなたもチームの一員として治療に参加します。

1.さまざまな分野の専門職が、連携してあなたを支えています

従来、がん治療は、1人の医師を中心として行われることが多かったのですが、近年は、患者さん一人一人の状態に合わせて、さまざまな専門の医療関連職種が連携し合って治療や支援を進めていく“チーム医療”が広まっています。例えば医師については、外科医、内科医、放射線診断医、放射線治療医、薬物療法(抗がん剤治療)の専門家である腫瘍内科医、細胞や組織などの検査・診断を行う病理医、心や体のつらさを軽減する緩和ケア医や精神腫瘍医、リハビリテーション(リハビリ)医、麻酔科医などが挙げられます。診断や治療方針について、それぞれ専門の知見に基づいて検討します(カンファレンス、キャンサーボードなどと呼ばれます)。 また、さまざまな専門分野を持つ看護師、臨床検査技師、薬剤師、管理栄養士、ソーシャルワーカー、診療放射線技師、リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)などが、治療面だけではなく、生活面や心の支援に必要な話し合いをします。退院後の医療・療養を引き継ぐ際には、地域の在宅医療の医師や訪問看護師が加わることもあります。

具体的なチームの構成は、医療機関や患者さんの状態によって異なりますが、チーム医療の輪の中には、あなたと家族も含まれています(図)。チームの一員として、治療や療養生活についてあなたの希望を伝え、一緒に考えていきましょう。

チーム医療

2.あなたの「声」がチーム医療の利点を生かす

チーム医療では、さまざまな医療職が、「患者さんにとって最良の治療方針は何か?」「今ある課題や問題点に対する一番の解決策は何か?」について、各専門分野の意見や知識を交換しながら検討して、一丸となって取り組んでいきます。自分の持つ疑問や心配事について、担当医や看護師などの医療者との対話の中で遠慮せずに伝えていくことで、あなたにとってより役に立つ、あるいは 助けになる方法を見つけやすくなります。つまり、あなたの「声」がチーム医療を生かす「カギ」になります。

3.がん治療や療養にはさまざまな職種がかかわっています

がんの治療や療養には、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士といった、よく知られた医療職以外にも、さまざまな職種がチームの一員としてかかわっています。その一部を紹介します。

専門看護師

幅広い専門知識と経験をもとに、あなたの療養生活を支援します。手術の前後、薬物療法、放射線治療、緩和ケア、乳がんなどについて専門的な知識や技術のある看護師もふえてきています。

ソーシャルワーカー

がんの治療や療養と毎日の暮らしが安定して継続できるよう、治療費の相談、家族や仕事の悩み、療養生活での不安、転院による治療の継続や在宅への移行、在宅サービスの利用の申請など、療養生活にかかわる幅広い相談に応じています。

心理士

がんと向き合う中で、精神的な疲労や苦痛を感じることがあるかもしれません。多くの場合、原因は思っているよりも複雑で、それが身体的な痛みを増強させていることもあるようです。専門的な治療やカウンセリングを行うことで、心や体のつらさを軽減するための支援をしています。

リハビリ専門職

医療機関によっては、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったリハビリ専門職も、がん治療にかかわっています。例えば、「体力が落ちているときに、体に負担をかけないで、楽に姿勢を変えたり動かしたりする」「治療後の腕や足の機能の低下を予防・改善する」「発音や食事ののみ込みの状態を改善する」などのとき、本人の意志によって運動や装具などを用いた機能回復や維持のための訓練をしています。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がんに携わる“チーム医療”を知ろう」外部サイトへのリンクを開く
更新日2023.03.31
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