援助や配慮を必要としている方が活用するヘルプマークですが、がん患者さんも活用することができます。この記事では、ヘルプマークの理解を深めるための情報をお話しします。
Q.ヘルプマークとは何ですか?
A.ヘルプマークは助け合いのきっかけとなるマークです。
その利用はがん患者さんを含め、外見からはわからなくてもさまざまな理由で援助や配慮を必要としている人すべてを対象としています。このマークを身に着けることで、電車やバスでの席の譲り合いや困っているときの声かけなど周囲からの援助を得やすくなります。

ヘルプマークの取り組みは東京都からスタートし、現在では全国共通マークとなり各都道府県で配布されています。電車やバスなどの交通機関や、街なかなどで目にしたこともあるでしょう。
このヘルプマークにはシールが付属しています。そのシールに必要とする支援内容や、発作などで倒れてしまったときの緊急連絡先などを記入して、ヘルプマークの片面に貼っておくことができます。そうすることで、もしものときに周囲の人に必要な情報を伝える手段にもなります。(※シールは使用しなくても問題ありません)
Q.どういう人がヘルプマークを使えるのですか?
A.がんを含め病気を患っている方や治療後の体力に不安がある方、妊娠中の方、自閉症やADHD(注意欠如・多動症)など見た目ではわかりにくい困難さがある方など、援助や配慮を必要としていて利用を希望する方々すべてが対象です。
がんの治療中など、病状や治療により電車やバスでの移動がつらいときや、体調に不安を感じるときもあるでしょう。そのような場合も、ヘルプマークを利用することができます。
Q.ヘルプマークはどのように使用するのですか?
A.ヘルプマークにはストラップがついているので、他人から見えやすいバッグの取っ手などに付けて使用することが推奨されています。
もし、ヘルプマークを付けていることで周囲の人にがんについて知られるのではないかと抵抗を感じる場合は、ふだんはヘルプマークをバッグの中にしまっておき、体調などに不安があるときや必要なときだけ提示する方法もあります。
また、一部の地域では「ヘルプカード」を配布しているところもあります。ヘルプカードは運転免許証ほどのサイズをした2つ折りの紙のカードでには、個人情報やより詳細な情報を記入することができます。るので、ふだんは携帯しておき、緊急時や必要なときだけ周囲の人に提示して支援をお願いするという方法もあります。

(引用元:千葉県 ヘルプカードの配布について)
Q.ヘルプマークやヘルプカードを利用したい場合、どこでもらえますか?
A.市役所や区役所の福祉課*や保健センターなどで受け取ることができます。ただし、各自治体によって配布窓口は異なります。お住まいの自治体のホームページで配布窓口を確認してみましょう。
また受取り手続きに障害者手帳や診断書などの掲示は不要です。配布窓口で利用者から口頭による申し出、もしくは申請をすることで、無償で受け取ることができます。
もし直接受け取りに行けない場合は、郵送での対応や、家族などが代わりに申請・受け取りができる場合もあります。自治体ごとに対応が異なるので、お住まいの自治体のホームページで確認してみましょう。
急ぎの場合は、東京都福祉局のホームページなどからヘルプマーク画像をダウンロードし、印刷して利用することもできます。詳細は東京都福祉局のホームページでご確認ください。
東京都福祉局「ヘルプマーク 実施方法 (3)お急ぎの場合」
*地域によって、生活福祉課(局)、地域福祉課(局)、健康福祉課(局)など名称はさまざまです
参考情報
ヘルプマークやヘルプカードの各自治体での普及状況や配布場所は以下のサイトで確認することができます。
ヘルプマーク
東京都福祉局 助け合いのしるし -全国の普及状況(ヘルプマーク)
ヘルプカード
東京都福祉局 助け合いのしるし -全国の普及状況(ヘルプカード)
.png&w=3840&q=75)

