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今までの生活が変わってしまうのではないかと不安です

#がん相談支援センター#治療中の生活
公開日2026.04.06

ayumoとは?

ayumoは、一緒に少しずつ学びながら、自分らしい生活を見つける取り組みです。

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がん相談支援センターなどの相談の現場では、日々、患者さんからさまざまな声が寄せられています。相談員は、そうした不安や迷いを受けとめながら、患者さんの思いを少しずつ整理していけるよう、一緒に話を進めていきます。

がん相談支援センターとは

頭の中が真っ白になってしまいました。何から考えればいいのでしょうか?

がんと告げられた直後は、ショックで頭が真っ白になり、医師の説明がほとんど耳に入らないこともあります。これは多くの人が経験する自然な反応です。無理にその場ですべてを理解しようとしなくて大丈夫です。

がん相談支援センターでは、「何がわからないのかわからない」という状態のままでも相談でき、気持ちや情報を一緒に整理します。医師に聞きそびれたことや、あとから浮かんだ疑問は、思い出したときにメモしておくと次の面談で確認しやすくなります。

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がんと診断され、つらい気持ちのときに

家族の面倒は誰が見てくれるのでしょうか。自分のことよりも心配です

自身の治療よりも、介護が必要な家族や子ども、ペットのことが気になり、「自分のことよりも心配」と感じる方は少なくありません。ただ、適切なタイミングで治療を受けることは、結果として家族の生活を守ることにもつながります。

医療ソーシャルワーカー(MSW)やケアマネジャーに相談すると、治療期間だけ療養施設の短期入居(ショートステイ)を利用するなど、一時的に役割をバトンタッチする方法を一緒に考えてもらうことができます。誰かに頼ることは甘えではありません。安心して治療に向き合うための、大切な準備のひとつです。

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周りの人に病気のことを伝える

家族と意見が合わなくて困っています

「どんな治療を受けたいか」「どこで療養したいか」といったことについて、患者さんとご家族の思いにズレが生じることは珍しくありません。お互いを大切に思うからこそ、考え方がぶつかってしまうこともあります。

これまで十分に話し合う機会がなかった場合は、第三者である相談員に間に入ってもらうことで、感情的にならずに気持ちを整理できることがあります。がん相談支援センターは、こうした話し合いの場として利用することもできます。意見の違いを、家族でこれからを考えるきっかけとして活用してみてください。

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家族の思いを理解するヒント

自分の役割を果たせず、取り残された気分になります

がんの治療によって、これまで当たり前にできていた仕事や家事、育児などが思うようにできなくなることがあります。その変化に戸惑い、「自分だけ取り残されてしまった」と喪失感や焦りを感じてしまう方も少なくありません。

周囲に頼ることを「迷惑をかけている」「甘えている」と感じてしまうこともあるかもしれませんが、治療を続けながら生活を守るための必要な選択でもあります。自分で全部やることだけが役割ではありません。周りの人やサービスの力も借りながら、あなたらしい生活を続けていく方法を一緒に考えていきましょう。

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周りの人に病気のことを伝える

治療にかかるお金が心配です。具体的にいつ・いくらかかるのでしょうか?

高額療養費制度などにより、1カ月に支払う医療費には上限があります。ただし、治療内容や治療の進み方は患者さんごとに異なるため、窓口でいったん支払う金額や支払いのタイミングも変わってきます。

がん相談支援センターでは、治療の予定をもとに「何月ごろに、どのくらいの費用が必要か」を時系列でざっくり整理することもできます。いつお金が出ていくのか見通しが立つと、生活費のやりくりを考えやすくなり、漠然とした不安が少し軽くなることがあります。

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がんとお金

食事は今までどおり、好きなように食べられますか?

基本的には極端な制限をする必要はなく、これまでどおり食事を楽しみながら体力を維持することが大切です。

ただし、薬物療法などで白血球が減少し、感染症にかかりやすくなる時期(骨髄抑制期)には、お刺身などの生ものを控えるなど、一時的に注意が必要になることもあります。とはいえ、ずっと食べてはいけないわけではありません。いつなら安心して食べられるかを看護師や管理栄養士に確認しながら、メリハリをつけて食事を楽しみましょう。

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がんと食事

薬物治療をしながら、仕事は続けられますか?

最近は通院で薬物治療を受けるケースも増えており、体調に合わせて働き方を工夫しながら仕事を続けている方も多くいます。仕事を辞めるか続けるかという二者択一で考える必要はありません。

薬の副作用には、出やすい時期と落ち着く時期の波(サイクル)があります。薬剤師と一緒にそのリズムを確認すると「この時期は休み、この時期は出勤できそう」といった見通しが立つこともあります。職場への伝え方や短時間勤務などの制度の利用についても、社会保険労務士やがん相談支援センターの相談員に相談してみるといいでしょう。

もっと詳しく知りたい方はこちら
あなたらしい生活を続けるために 1. 治療しながら仕事を続けることもできます


がんの治療中、状況や気持ちが揺れ動くのは自然なことです。迷いが生まれたり、不安で立ち止まったりすることも、決して特別なことではありません。そんなとき、あなたの思いを言葉にし、一緒に考えてくれる相談先があります。

状況や気持ちは人それぞれ違い、必要な情報やサポートも同じではありません。「こんなことで相談してもいいのかな」と感じるようなことでも大丈夫です。少し立ち止まって思いを言葉にしてみることが、納得できる治療や選択につながることもあります。小さな疑問や不安でも、気軽に相談してみてください。

取材協力:岐阜大学医学部附属病院

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この記事の監修者

佐藤 太郎(さとう たろう) 先生
大阪大学医学部附属病院 がんゲノム医療センター 准教授
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1993年弘前大学医学部卒業。内科医、米国での研究留学を経て、近畿大学腫瘍内科へ。2011年より大阪大学大学院医学系研究科に在籍。2023年4月より現職。胃がん、大腸がんなどの消化器疾患の抗がん剤治療や緩和ケア、がんゲノム医療を中心に診療を行っている。

参考資料

  • 国立がん研究センター がん情報サービス「がんと診断されたあなたへ、不安を感じたときには」
  • 国立がん研究センター がん情報サービス「あなたらしい生活を続けるために」
  • 国立がん研究センター がん情報サービス「がんと食事」
  • 国立がん研究センター がん情報サービス「がんとお金」
  • 国立がん研究センター がん情報サービス「周りの人に病気のことを伝える」

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