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みんなどうしてる?がん相談支援センターの活用

#お金#心のケア#相談#日常生活
公開日2023.05.24

がんについての悩みや不安を抱えたとき、活用できる相談窓口のひとつに、がん相談支援センターがあります。


どれくらいの方が、どのような目的でがん相談支援センターを利用しているのでしょうか。がん経験者へのアンケート調査をもとに、現状をご紹介していきます。


がん相談支援センターを利用した人の割合は?


がん相談支援センターとは、がんに関するどんな疑問や悩みでも相談にのってくれる場として、全国のがん診療連携拠点病院や地域がん診療病院などに設置されており、患者さんに限らず、誰でも無料で利用することができます。


実際にどれくらいの方が、がん相談支援センターを利用したことがあるのか、michitekuががん経験者の方(全国20~70代の男女・治療中も含む)1,500人に実施したアンケート結果から見ていきます。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査」2022年3月実施 回答数:がん経験者1,500人


がん経験者のうち、「がん相談支援センターを利用したことがある」「がん相談支援センターは知っていたが、利用したことはない」と答えた方の合計が51.6%となり、2人に1人がこの相談窓口の存在を知っているという状況です。


しかし、実際に利用したことがある方は全体の8.5%と少なく、さらにがん相談支援センターを知っている方の中でも16.4%の利用率にとどまっています。


がん相談支援センターを利用したのはいつ?


実際にがん相談支援センターを利用したことがある方は、どのようなタイミングで利用したのでしょうか。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査」2022年3月実施 回答数:がん相談支援センターを利用したことがある128人(複数回答)


アンケートの結果では、「がんの確定診断(告知)を受け、次の検査や診察を受ける前(30.5%)」に利用した方が最も多く、次いで「入院前(25.8%)」「主治医との診察で治療方針が決まった後(約24.2%)」が並びました。このことから、入院や治療が始まる前に利用する方が多いことが伺えます。


また、入院中や薬物療法(抗がん剤治療)をしている間などといった治療中や、治療後の経過観察中にも利用している方も一定数いることがわかります。


がん相談支援センターで相談したことは?


次に、どのような目的のために利用したのか、がん相談支援センターで相談したかった・知りたかったことについての回答を見ていきます。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査」2022年3月実施 回答数:がん相談支援センターを利用したことがある128人(複数回答)


上位には「今後の検査・治療の流れ(31.3%)」「医師から説明を受けた自分のがん(または、がんの疑い)のことや治療法(26.6%)」といった、治療に直接関係するものが多く挙がっています。


また、「治療や手術にかかる費用、支援制度に関する悩み(31.3%)」も同率1位と多く、「副作用・通院などによる生活への影響(24.2%)」「治療中の生活の過ごし方(副作用や合併症との付き合い方など)(23.4%)」といった、費用や生活面など、治療によって影響を受ける可能性がある日々の暮らしに関わるテーマも目立ちます。


しかしそれ以外にも、自身のメンタルや医師とのコミュニケーションについてなど、相談したいテーマは多岐に渡っていることが伺えます。


がん相談支援センターについて心配だったことは?


さまざまなことを相談できるがん相談支援センターですが、今回のアンケートの結果では、がん経験者の中でも利用率は高いとは言えない状況にあります。


がん相談支援センターを利用する上で、どのような点が懸念されているのでしょうか。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査」2022年3月実施 回答数:がん相談支援センターを利用したことがある人、知っていたが利用したことはない人のうち、気になること・心配なことがあった303人(複数回答) 


1番多かった回答は「何を相談できるのか、どこまで相談してよいのか(19.7%)」ですが、それ以外にも相談にかかる費用や相談相手のこと、相談するタイミングや設置場所といった、がん相談支援センターにおける具体的な機能や体制についての項目が並びました。


がん相談支援センターは、誰でも、どんなことでも相談できることが特徴ではあるものの、一方で、具体的な利用イメージが想像しにくく、気軽には利用しづらいという現状が伺えます。


がん相談支援センターを利用した満足度は?


最後に、がん相談支援センターを利用したことがある人の満足度についてです。


出典:株式会社michiteku「がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査」2022年3月実施 回答数:がん相談支援センターを利用したことがある128人(複数回答)


「とても良かった(19.5%)」「良かった(58.6%)」を合わせると、78.1%の方が良かったと回答しています。実際に利用した方には、がん相談支援センターの満足度は高いと言えるでしょう。


悩みを1人で抱える前に


がんにまつわる悩みや不安について、身近な家族や友人に話すことにためらいを感じることもあるかもしれません。また誰に相談したらよいか、わからなくなるときもあるでしょう。そんなとき、話を聞いてもらうだけでも少し気持ちが軽くなることもあります。


治療方針などの決断に悩んでいるときはもちろん、誰かに相談したい・知りたいと思ったことがあれば、がん相談支援センターの利用を検討してみるのもよいでしょう。


アンケート概要


調査目的:がん患者さんの治療方針検討に関する実態調査

調査期間:2022年3月28日〜3月31日

調査方法:WEBアンケート

調査対象者:全国の20〜70代男女のがん経験者(治療中の人も含まれる)1,500人(大腸、胃、肺、乳房、前立腺の5大がん×各200人、その他がん種500人)

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この記事の監修者

佐藤 太郎(さとう たろう) 先生
大阪大学医学部附属病院 がんゲノム医療センター 准教授
監修者の写真

1993年弘前大学医学部卒業。内科医、米国での研究留学を経て、近畿大学腫瘍内科へ。2011年より大阪大学大学院医学系研究科に在籍。2023年4月より現職。胃がん、大腸がんなどの消化器疾患の抗がん剤治療や緩和ケア、がんゲノム医療を中心に診療を行っている。

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