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生存率を知る〈胃がん〉

#ステージ#生存率
公開日2023.05.24

胃がんは、日本において患者数が多いがんのひとつです。しかし、近年では、内視鏡検査の発達により早期発見・早期治療が可能になったことで、その死亡率は着実に減少しています。胃がんは、がんによる死亡率が上昇する現代においては珍しいがんと言えるのです。ここでは、胃がんの生存率について見ていきます。


生存率とは?


がんの診断から、一定期間が経過した後に生存している割合を「生存率」といいます。


生存率は、「治療によってどのくらい生命を救えるか」を客観的に示す重要な指標のひとつで、その値が100%に近いほど、適切な治療を行うことで命を救える可能性が高いことを意味しています。


中でも、診断から5年後の数値である「5年生存率」は医療現場においてよく使われます。なお、生存率は、死因ががんであるかどうかに関係なくすべての死亡を含めた「実測生存率」と、がんによる死亡のみを抽出した「相対生存率」に分けられます。


胃がんの生存率はステージによって変わる


がんには「ステージ」という進行の程度を知るための目安があり、胃がんでは日本胃癌学会の分類に従ってステージ1〜ステージ4の4段階に分けられます(がんのステージについて詳しく知りたい方はこちら)。


下のグラフは、ステージ別に見た胃がんの5年生存率(相対生存率)です。


国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」より作成


胃がんの5年生存率は以下のとおりです


【胃がん 5年生存率】

・ステージ1 96.0%

・ステージ2 69.6%

・ステージ3 42.3%

・ステージ4 6.2%


胃がんステージ1での5年生存率は96.0%に上ります。ステージが進行するにつれ生存率も低下することから、早期発見、早期治療の重要性がうかがえます。

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この記事の監修者

佐藤 太郎(さとう たろう) 先生
大阪大学医学部附属病院 がんゲノム医療センター 准教授
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1993年弘前大学医学部卒業。内科医、米国での研究留学を経て、近畿大学腫瘍内科へ。2011年より大阪大学大学院医学系研究科に在籍。2023年4月より現職。胃がん、大腸がんなどの消化器疾患の抗がん剤治療や緩和ケア、がんゲノム医療を中心に診療を行っている。

参考資料

  • 国立がん研究センターがん情報サービス「最新がん統計のまとめ国立がんセンター」
  • 国立がん研究センターがん情報サービス「胃がん患者数(がん統計)」
  • 国立がん研究センター「院内がん登録生存率集計結果閲覧システム」

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